【下肢部】 (太ももから足までの症状)

膝の痛み

【膝の痛みの原因】

膝は、座る・立つ・歩くなどの動作で絶えず体重を支えています。膝の痛みの原因には、加齢に伴いクッションの役割である軟骨が減少する、交通事故やスポーツによる外傷、リウマチ、痛風などの病気などがあげられます。このように様々な原因があるわけですが、突き詰めていくとやはり共通して見られる原因があります。それは体の歪み(特に骨盤の歪み)です。様々な動作の際に体重を支え、多くの負担が掛かる膝関節は、下肢の多くの関節と連動しており、骨盤や股関節などの歪みが生じ、膝に強い負担が集中すると、強い摩擦を引き起こします。その摩擦が原因で膝関節に炎症を引き起こし、関節炎となり、痛みを伴うようになります。


【膝に水が溜まる理由】

上記の炎症が進行するとやがて患部に水が溜まります。炎症というのは「炎」という字の如く、患部では大変な火事が起こっており、熱が生じている状態です。このままこの熱を放置すると、熱により骨が溶けて変形してしまう可能性があるので、脳が関節に水をためるように命令を出し、炎症部分を冷やそうとします。それが膝に水が溜まる理由です。身近な例として、やけどをした直後の「水ぶくれ」も同じ理由から起こります。

 

膝に水が溜まった状態では曲げることもままならいので、病院の処置としては「水を抜く」ことになります。「水を抜く」という行為は、炎症が治まっていない状態にもかかわらず、冷却水を抜いてしまうことです。すると脳が危険を察知して、炎症部分に再度水を溜める指示を出します。そしてまた「水を抜く」・・・こうした状態を長期間繰り返してしまうと、やがて脳は※廃用の原理により、水を溜めることは必要がないと判断します。しかし根本的な解決はされていないので、関節にこもった熱により骨が変形してしまう「変形性膝関節症」につながっていくのです。

 

※廃用の原理とは

 使わない機能は失われていくことを意味します。 

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